阪神対ヤクルト 8回裏阪神2死一塁、小幡の適時二塁打で生還した一走大山を笑顔で迎える藤川監督(撮影・西尾就之)

<阪神5-2ヤクルト>◇12日◇甲子園

前夜に連勝が11でストップした阪神が、逆転勝ちで連敗を阻止し、両リーグ最速50勝に到達した。

先発のジョン・デュプランティエ投手(31)が4回表に2点先制を許すも、直後の4回裏に大山悠輔内野手(30)、小幡竜平内野手(24)の連続適時打で一気に逆転した。さらに8回に小幡の中堅への適時二塁打、続く坂本誠志郎捕手(31)の右翼への適時三塁打でダメ押しの2点を入れた。

阪神藤川球児監督の主な一問一答は以下の通り

-デュプランティエは7回2失点

「昨日のゲームから連勝が止まって、チームとしての揺れ動きといいますか、それがゲームの中に出ていたと思いますね。選手が誰であるとかではなくて、連勝が止まって、もう1度勝つというところの揺れ動きと言いますか、それが出て、2点、そのあとの3点というところで、まだまだそういうものがゲームの中で生きて、8回に2点を取って、(直前の8回表に)石井が抑えて一気にグッと(流れを)こっちに持ってきて、というゲームでしたね」

-8回に石井、9回に岩崎というリレーは信頼する投手が役目を全うした

「彼らができるポジション、みんなができるポジションではない、非常にレベルの高いポジションですから、このまま継続してやっていってほしい、そう思いますね」

-5回の守備で、直前に走塁ミスがあった豊田から島田に代えた

「タイガースというチームでプレーすることに対してのプレーヤーとして壁がいくつかあると思います。技術以外の部分で。壁にぶち当たって跳ね返されるのか、それを乗り越えられるのかというのは、時間が非常にかかるし、チャンスも必要だし、だけどそんな簡単ではない、というようなシーンでした。

その後に島田が出て、彼も今までいろんなことがありながらやってる中で、自分が前に出るというようなプレーがたぶんに出たし、切磋琢磨(せっさたくま)するというチームのいいところが出て、最後につながったのかなと思いますけどね」

-豊田の技術以外の壁というのは4回の走塁のあたりか

「豊田に限らずですね。豊田でそのプレーが起こるということは、ファームにいる選手たちは全員に起こりえるというところ。全選手ですね、自分に置き換えて常にやれているかどうかということですよね。それは、チームとして私は受け止めるし、全体に対するメッセージになると思いますけど。

豊田はまた、この壁を突破していかなきゃいけないし、そこまでは来たけどはね返されたわけで。また立ち上がって、はね返すというのが、本当のプロフェッショナルになる道筋ですからね。頑張ってほしいなと思いますけどね」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】石井&岩崎の働きぶりを藤川監督たたえる「みんなができるポジションではない」一問一答