【高校野球】ソフトバンク小久保裕紀監督のおい、近大付の成逢内野手がコールド発進に貢献/大阪
<高校野球大阪大会:近大付12-2大阪府教育センター付>◇12日◇2回戦◇住之江公園野球場
近大付(大阪)でプレーするソフトバンク小久保裕紀監督(53)のおい、小久保成逢(せいあ)内野手(2年)が初戦突破に貢献した。
「1番三塁」で先発出場。0-0の2回に押し出し死球を受けて先制点をもたらした。「1点を取りに行きたいところで点数を入れれて良かった」と体を張って得点につなげた。3-2の4回には犠打が失策を誘い追加点。さらに、走塁では二塁から暴投で一気に生還するなど、積極性を見せた。5回には左越え適時二塁打で、この回一挙7得点を導き、「持ち味はバッティングと走塁。今日は持ち味を出せた」とうなずいた。
小久保自身は2年生で、夏は初めてのメンバー入り。「今日は自分たちの持ち味を出せた。3年生と出る最後の大会。長い夏にしたい」と見据えた。
父方の叔父にあたるソフトバンク小久保監督には父親経由でメンバー入りを報告したと言う。「おじさんの影響で小久保裕紀のおいと言われると思うが、それよりも自分の名前をもっと出していきたい」と今後の活躍を誓った。
◆小久保成逢(こくぼ・せいあ)2008年(平20)10月1日生まれ、東京都板橋区出身。4歳から野球を始めて、小学時代には深川ジャイアンツなどでプレー。板橋第3中では東練馬シニアに所属。近大付では1年秋に背番号8でベンチ入り。50メートル走6秒3。175センチ、73キロ。右投げ右打ち。