ジャイアンツ対ドジャース 3回表ドジャース1死三塁、初の「スプラッシュヒット」となる右越え2点本塁打を放つ大谷(撮影・垰建太)

<ジャイアンツ8-7ドジャース>◇11日(日本時間12日)◇オラクルパーク

ドジャース大谷翔平投手(31)が第2打席で2試合ぶりの32号“スプラッシュ・ヒット”を放った。

3回1死三塁で、エース右腕ローガン・ウェブ投手(28)と2度目の対戦。初球の内角91・1マイル(約147キロ)のカットボールを完璧に捉え、打球は右翼フェンスを越えて「マッコービー湾」に飛び込む32号2ランとした。打球速度106マイル(約171キロ)、飛距離410フィート(約125メートル)、角度30度。

毎試合ボートに乗ったファンが海上で待機しており、ボールが海に飛び込んだ瞬間に争奪戦が発生する。大谷の初「スプラッシュ・ヒット」が着水すると、ジャイアンツのキャップをかぶった男性はボートから海に飛び込み、意地でボールをつかみとった。

◆スプラッシュ・ヒット ジャイアンツの本拠地オラクルパークの右翼後方にあるマッコビー湾に入った場外弾の呼称。ジャイアンツでは自軍の選手が打った場合のみ認定し、ビジター選手の場合は「マッコビー湾に飛び込む本塁打」と表記される。大谷の32号は同球場の25年の歴史の中でビジター選手では65本目、ジ軍も合わせると171本目。ドジャースでは21年5月22日のマンシー以来8本目。最多スプラッシュヒットはバリー・ボンズの35本。10年8月10日にはカブス福留孝介が右腕リンスカムから1発を放ったが、着水前に右翼スタンドに掲げられた旗に当たっていたとされ、カウントされていない。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 大谷翔平、日本選手初のスプラッシュ弾 15年前の福留孝介がカウントされない理由は