【日米大学野球】米国に4連勝 佐藤幻瑛が自己最速159キロで好救援「165キロ投げたい」
<日米大学野球:日本6-5米国>◇12日◇第4戦◇ハードオフ新潟
日本史上初の3連覇を決めた大学侍ジャパンが第4戦に臨みMLB予備軍をそろえた米国に競り勝ち、4連勝を決めた。
1回2死一、二塁から谷端将伍内野手(4年=日大)が「高めの球だけ待ってフルスイングだけしようと思いました」と、直球を左前に運び2点適時打で先制すると、2回以降も小刻みに得点を重ね12安打6得点を挙げた。
投げては、先発の斉藤汰直投手(4年=亜大)が力強い真っすぐを軸に4回を3安打2失点と試合をつくり、後ろにつないだ。8回には2点差に詰め寄られ、2死満塁のピンチを招くも、2連投となる佐藤幻瑛投手(3年=仙台大)がマウンドへ。自己最速を1キロ更新する159キロの真っすぐで空振り三振に打ち取るなど、リードを守り切った。佐藤は「(159キロを)毎回投げられるように頑張りたいと思います。165キロは投げたいです」と、今後の目標を口にし、球場からは、大きな歓声が沸き起こった。
目指すは5連勝の完全優勝だ。堀井哲也監督(63)は「アメリカチームもバットが振れてきて苦しい試合でしたが、投手陣が気持ちを強くもって逃げ切ってくれました」と評価。無敵の堀井ジャパンが完全優勝へ。第5戦は13日午後5時から神宮球場で行われる。