【高校野球】耐久が白星発進 公式戦初登板の変則左腕・中村完投「めちゃくちゃ嬉しい」/和歌山
日刊スポーツ 2025年07月12日 16:25:29
<高校野球和歌山大会:耐久4ー2紀央館>◇12日◇2回戦◇紀三井寺公園野球場
昨春の選抜で甲子園出場を果たした公立校・耐久が白星発進。先発のマウンドには公式戦初登板となる左腕中村綱二朗投手(2年)が上がった。サイドから100キロ台の直球と80キロ台の変化球で打たせて取る投球で9回を8安打2失点で投げきった。打撃でも先制の犠飛を放ち、チームの勝利に大きく貢献した。
中村は高校入学時はオーバースロー。しかし、投球が思い通りにいかず「何か工夫をしなければ」と模索し、現在の投げ方にたどり着いた。中村は「緊張したけど野手がよく守って、点を取ってくれました。勝つことができてめちゃくちゃうれしいです」と笑みがこぼれた。
井原正善監督(41)は「大会自体初めての選手だから心配したが、しっかり抑えてくれた。今日の勝利は中村のおかげです」と奮闘した中村をねぎらった。
情報提供元: 日刊スポーツ