報徳学園対尼崎小田 1回裏報徳学園1死二塁、決勝打となる左前適時打を放つ橋本(撮影・一樹)

<高校野球兵庫大会:報徳学園4-1尼崎小田>◇12日◇2回戦◇ベイコム野球場

昨夏王者の報徳学園が、2年連続17度目の甲子園へ向けて好発進を決めた。

尼崎小田とは2年連続で春の県大会でも対戦。昨年は中盤までリードを許し、今年は8回まで無失点に抑えられた。いずれも勝利こそしたものの、苦戦を強いられる試合となった。

大黒柱の二遊間コンビが躍動した。初回、1番二塁の山岡純平内野手(3年)が右前打で出塁すると、1死二塁から3番遊撃の橋本友樹内野手(3年)が左前へ先制V打。大角健二監督(45)から試合前にキーマンに指名された2人が先制点をもぎ取った。

「橋本と山岡は1年の秋からレギュラーで甲子園も経験している。チームの中心という話はいつもしてきたので、その意味で初回はいい形の1点が取れた」と、期待を寄せる2人の働きに指揮官も満足していた。

橋本は「しっかり準備してチームとしても万全の状態で挑めたので結果が出て良かった」と胸をなで下ろした。主将も務める橋本は名実ともにチームの顔。頼れる男が王座奪還へチームを引っ張る。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】昨夏王者の報徳学園、春苦戦した尼崎小田に橋本友樹が初回先制V打/兵庫