巨人マレク・フルプ(2025年4月25日撮影)

巨人と支配下選手登録を締結したマレク・フルプ外野手(26)が12日、DeNA戦が行われる横浜スタジアムで1軍に合流し、喜びの声を伝えた。「とても幸せでですね。楽しみにしてます」。チェコ出身では初のNPB支配下登録選手の誕生となった。愛称は「マシン」。「ファンが無表情でロボットみたいに走っている姿を見て名付けてくれた」と193センチ、99キロながら走攻守そろうプレーが注目される。

同国代表として23年WBCなどに出場。米独立リーグをへて、昨季9月に入団テストを経て巨人に加入。育成選手として今季はイースタン・リーグで66試合に出場し、2割6分5厘、4本塁打、29打点の成績を残してきた。

「来日してから8カ月ぐらいたっていますが、自分なりにもう本当に必死でやってきました。ベストを尽くしてようやく支配下になれて、本当に良かった」と安堵(あんど)。同時に「改善しないといけない所がたくさんある。今まで2軍でやってきた通り、同じことを1軍でも一生懸命やっていくことが全てだと思います」と誓った。

母国では野球はマイナースポーツ。「自分が活躍することで人気を盛り上げたい」と志す。26年には再びWBCが控え、1次リーグでは日本とチェコの対戦が東京ドームで行われることも決まっている。「これからできれば1軍で東京ドームを経験したい。自分が他の同僚よりは経験あるわけなんで、先輩として教えてあげたいなと思います」とほほえんだ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】チェコ出身初のNPB選手フルプが1軍合流 愛称「マシン」そのわけは…