ジャイアンツ対ドジャース 3回表ドジャース1死三塁、初の「スプラッシュヒット」となる右越え2点本塁打を放つ大谷(撮影・垰建太)

<ジャイアンツ-ドジャース>◇11日(日本時間12日)◇オラクルパーク

ドジャース大谷翔平投手(31)が7連敗阻止へ、「1番DH」でスタメン出場。第2打席で2試合ぶりの32号“スプラッシュ・ヒット”を放った。

第2打席は0-1の1死三塁で、エース右腕ローガン・ウェブ投手(28)と2度目の対戦。初球の内角91・1マイル(約147キロ)のカットボールを完璧に捉え、打球は右翼フェンスを越えて「マッコービーコーブ」に飛び込む32号2ランとした。打球速度106マイル(約171キロ)、飛距離410フィート(約125メートル)、角度30度だった。

「スプラッシュ・ヒット」は、本拠地ジャイアンツの選手が放った場合のみカウントされるが、大谷の1発は文句なしの“スプラッシュ・ヒット”となった。

第1打席はウェブと対戦。カウント1-2から3球連続ファウルで粘りを見せると、フルカウントから内角高めのツーシームを見極め、四球で出塁した。

大谷は1死からフリーマンの二ゴロで二進したが、スミスが中飛に倒れた。

第3打席は2-3の5回2死一塁、カウント2-2からスイーパーを左中間深くへ運んだが、中堅手の李政厚(イ・ジョンフ)外野手(26)がフェンスの手前で好捕した。

第4打席は6-8の7回無死、右腕ロドリゲスの直球をバットを折りながら打ち返し、中前に抜けるかと思われたが、遊撃手アダメズが二塁ベース付近にシフトしており、遊ゴロに倒れた。

今季は試合前時点で打率2割7分9厘、リーグ単独トップ、メジャー3位の31本塁打、58打点、12盗塁。OPS(出塁率+長打率)は.993としている。

翌12日(同13日)には、今季5度目の登板を予定。ここまで4試合に登板して0勝0敗、防御率1・50、6イニングで6奪三振をマークしている。6月28日(同29日)のロイヤルズ戦では、メジャー自己最速の101・7マイル(約164キロ)をマークした。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 大谷翔平、第4打席はバット粉砕で痛烈打も好シフトに阻まれる 第2打席で海への32号2ラン