6回裏叡明2死三塁、サヨナラ打を放つ梅木(撮影・増田悦実)

<高校野球埼玉大会:叡明10-0庄和>◇11日◇2回戦◇レジデンシャルスタジアム大宮

春準Vの叡明が6回コールド勝ちで初戦を突破した。

守っては、背番号1増渕隼人投手(3年)が、5回2安打無失点の好投。初回を3者凡退に抑えると、3回まで出塁を許すことなく試合を優位に進めた。この日唯一得点圏に走者を背負った5回2死二塁の場面も「周りが守ってくれる」とインコースに直球を投げ込み、ショートゴロに打ち取った。

攻めては、9点をリードし迎えた6回に代打の梅木太賀内野手(3年)が適時打を放ち、コールド勝ちを決めた。公式戦の打席に立つのは初めて。打席に立つ前は少し足が震えたが「なんとか食らいついていこう」と集中を切らさなかった。自身の得点に湧くスタンドを見て「ヒーローになれたような気がした」と笑みを浮かべた。

中村要監督(51)は「努力と根性でつかみ撮った背番号。打って良かった」と梅木をたたえた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】春準V叡明がコールド 公式戦初打席の梅木太賀「ヒーローになれた気がした」/埼玉