西武の球団旗

西武は11日、新外国人選手としてJ.D.デービス内野手(32)と正式契約を結んだと発表した。今季終了までの契約で、背番号は10に決まった。

J.D.デービスはメジャーリーグ通算で72本塁打を誇る、右投右打の強打者。19年にはメッツで22本塁打、23年にはジャイアンツで18本塁打をマークしたこともある。今季はエンゼルスとマイナー契約を結んでいた。

西武は今季、主砲候補として前オリックスのレアンドロ・セデーニョ内野手(26)を獲得したものの、10日終了時点で打率1割8分4厘、2本塁打、8打点と不振。チームの得点力の低下にもつながっていた。

球団は水面下で新外国人候補の獲得調査に動き、7月末の契約期限を前に獲得を成功させた。10日には2軍で9本塁打と好調な仲三河優太外野手(22)と支配下登録を結んでおり、前半戦終了が迫る中で一気に打力強化に手を打った。

J.D.デービスの獲得に伴い、支配下登録選手数は68人。残る支配下枠は「2」となった。

▼J.D.デービスのコメント

伝統ある埼玉西武ライオンズの一員になることができ大変光栄です。ライオンズはファンの皆様から熱い応援があると聞いています。規律を重んじる日本の野球に最大限の敬意を表し、ライオンズの勝利のために学び成長し、自分の全てを出しきることを約束します。新たなステージに感謝し、チームを最優先に考え、グランド内外でベストを尽くします。また地域社会や文化に触れることも楽しみにしています。

▼広池球団本部長のコメント

後半戦に入っていく中で、シーズン途中ですが、チームの得点力向上のためにデービス選手を獲得しました。最大の特徴は打球速度が速く、右方向にも長打を打てる点です。アメリカでは、主に三塁を守っていました。試合を決める一打を期待しています。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【西武】新外国人選手、J.D.デービス内野手と正式契約 今季終了まで