柏陽対川和 1回裏川和1死二塁、矢島は中越え適時二塁打を放つ(撮影・鈴木正人)

<高校野球神奈川大会:川和10-0柏陽>◇11日◇2回戦◇バッティングパレス相石スタジアムひらつか

第2シードの注目校・川和が10-0で柏陽に快勝した。矢島遼人主将(3年)が3打数2安打3打点と躍動し、打線を引っ張った。

初回に中前に先制打を放つと、8点リードの6回無死満塁でコールド勝利を決める右越え二塁打。「センター方向を意識して練習してきた。進塁させるか強く打つかメリハリをつけて打席に入れたのが結果につながった」と喜んだ。

平野太一監督(40)は「彼が主将だからこのチームが成り立っている。矢島のチーム」と全幅の信頼を寄せる。

東大や早慶に卒業生を輩出する県立進学校で、開会式の前週まで塾に通って勉学にもいそしむ。「文も100%、武も100%の文武両道がスタイル」と話し、得意科目は現代文だという秀才主将が、次戦もチームを勢いづける。

日米スカウトが注目する左腕、浜岡蒼太(3年)は登板がなかった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】春8強の川和が初戦突破 「文も武も100%」の矢島主将が試合決める/神奈川