【阪神】なぜ及川雅貴が勝ち投手に?勝ち越し時の投手桐敷拓馬には規則上、権利発生せず
<広島3-6阪神>◇10日◇マツダスタジアム
阪神の勝ち投手は原則に沿って及川雅貴投手(24)になった。
1-0の6回、伊原陵人投手(24)が招いた2死満塁のピンチで桐敷拓馬投手(26)が救援。走者3人を生還させ、逆転されたが、3アウト目は奪った。
直後の7回に大逆転。そのまま逃げ切り勝ちしたため、桐敷が勝ち投手のようにも思えるが、7回裏をぴしゃりと抑えた及川が優先された。
野球規則には以下のようにある。
「救援投手が少しの間投げただけで、かつその投球が効果的でなく、続いて登板した救援投手の中にリードを保つのに十分に効果的な投球をした投手がいた場合には、続いて登板した救援投手の中で最も効果的な投球をしたと記録員が判断した投手が勝利投手となる。(中略)救援投手の登板中に勝ち越した場合は、その投手の投球イニングが1イニング以上であれば無条件で勝利投手になるが、投球イニングが1イニング未満で、かつ前任投手の残した走者を含む2失点以上した場合は原則として勝利投手になれない」
桐敷にはルール上、権利が発生しなかった。