【阪神】2リーグ制後の球団最長タイ11連勝!最短16日にもM46点灯 2位と9.5差拡大
<広島3-6阪神>◇10日◇マツダスタジアム
阪神が2リーグ制後の球団最長タイとなる、怒濤(どとう)の11連勝とした。この日試合がなかった巨人が勝率の差で2位となり、3位広島とともにゲーム差は9・5に拡大。これでリーグ独占中の貯金は18に増え、阪神以外の5チームは借金となった。最短で7月16日にマジック46が点灯する。
球団史上最速優勝となる18年ぶりリーグ制覇へつながった23年9月1~14日以来の11連勝。1リーグ時代に記録した、球団最長の14連勝も見えてきた。
先制は阪神だった。2回先頭で、佐藤輝明内野手(26)が右翼スタンドへ23号ソロ。21、23年にマークした自己最多24本塁打に王手をかけた。
先発の伊原陵人投手(24)は5回まで散発2安打無失点と好投。しかし6回に連続四球で2死満塁のピンチを招き降板。代わった2番手桐敷拓馬投手(26)が坂倉に押し出し死球を与えると、続く秋山に2点中前適時打を浴びこの回3失点で、一時勝ち越しを許した。
それでも直後の7回、先頭豊田の四球、代打前川の内野安打から1死二、三塁の好機。代打糸原健斗外野手(32)の中犠飛で1点をかえすと、さらに2死一、二塁で中野拓夢内野手(29)の左前適時打で同点。なおも2死一、二塁で、森下翔太外野手(24)が中堅へ2点適時二塁打を放ち勝ち越すと、佐藤輝がエンタイトル二塁打で続き、この回5得点で一気に逆転した。
連続2失点以下は10試合で途切れたが、連続2ケタ安打は今季最長の6試合と継続。勢いはまだまだ止まらない。