開会式に臨む金足農ナイン(撮影・高橋香奈)

<高校野球秋田大会>◇10日◇開会式◇こまちスタジアム

金足農のエース、吉田大輝投手(3年)が、最後の夏に挑む。開会式を終えると「去年優勝して、優勝旗を返還したんですけど、返したんじゃなくて1回預かってもらって、また自分たちが絶対とりにいくという気持ちが、優勝旗返還のところを見てまた強くなりました」と語った。

初戦は11日に由利と対戦する。「決して万全ではないですけど、試合重ねていけばアドレナリンも出ていい感じに持っていけると思う」と意気込んだ。

同校OBで、兄のオリックス吉田輝星投手(24)が準優勝し、カナノウ旋風を巻き起こした18年から7年。昨夏は2年生エースとして6年ぶりの甲子園に出場したが、1回戦の西日本短大付(福岡)戦で7回9安打5失点で敗れた。

4月23日の誕生日には、兄から甲子園で使っていたグラブと同じモデルのものをプレゼントされたという。大会前にはスマホにメッセージが届いた。「輝星から甲子園行けよって。今年も行けよってきて。びっくりしました」と感謝した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】金足農吉田大輝、兄輝星から「甲子園に行けよ」2年連続聖地へ、11日初戦/秋田