選手宣誓する北星学園大付の若松主将(撮影・黒川智章)

<高校野球南北海道大会>◇10日◇開会式◇札幌円山

南北海道大会の開会式が行われ、北星学園大付の主将・若松七聖捕手(3年)が選手宣誓を行った。主な宣誓文は次の通り。

「甲子園という夢をかなえるため、私たちは高校野球を始めました。野球は1人ではできません。全員の方向性を合わせるということは、そう簡単なことではなく、なかなかチームがまとまらないなか、甲子園という夢を諦めかけたこともありました。しかし、ともに時を過ごしてきた仲間たちと甲子園に行きたい、その一心で今日まで理想のチームを作り上げてきました。高校野球は野球だけを学ぶ場所ではありません。強い信頼を得ることができるか、どう声を掛け合うか、本気になれるか、厳しい声掛けで言いたくないことも言い合ってきました。その集大成を見せる場所に今、私たちは立っています。高校野球に悔いを残さないように、泥臭く、高校球児らしいプレーを誓います」

選手宣誓を終えると「緊張しました。でも思うことはそのまま言えたので、チームにいい勢いがつけばいいかな」とほっとした様子だった。宣誓文は練習の帰り道に考えて、思い浮かんだフレーズをメモして、完成したのは2日前。それからずっと口にして練習を続けたという。

初戦はこの日の第2試合で知内と対戦する。大役を終えて「これ以上緊張することはない。しっかり頑張ります。いい機会でした。主人公になれた気分だった。うれしい」。今度は試合で活躍して主人公になる。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】北星学園大付の若松七聖主将が選手宣誓「主人公になれた気分だった」/南北海道