【楽天】6投手によるブルペンデーで完封リレー 3番手柴田大地がプロ初勝利で笑顔「よかった」
<西武0-2楽天>◇9日◇ベルーナドーム
楽天が6投手によるブルペンデーで完封リレーを決めた。
先発予定だったハワードが、上半身のコンディション不良で登板回避。12年目の今野龍太投手(30)が通算215試合目でプロ初先発する緊急事態だった。9回を無失点で締めた則本昂大投手(34)は「今野、西垣、柴田が2イニング行って、昨日、球数多かった西口を使わないでとか、みんなでカバーできた。いつも以上に勝ちたい気持ちが強かったんで勝てて良かったです」と胸を張った。
スクランブル先発の今野が試合を作った。2回には1死満塁のピンチを背負うも、146キロ直球で西武源田を二ゴロ併殺に封じ、先制点を与えず。2回2安打無失点と力投した。「いつもと変わらない気持ちで、ただ投げる順番が一番最初なだけ、という思いで臨みました。ボール先行になってしまったところは反省です」と振り返った。
昨年の現役ドラフトでヤクルトから入団した3番手の柴田大地投手(27)はプロ初勝利を挙げた。「リリーフみんなでつないで、ほんと、そこが一番良かったと思います」と笑った。
窮地の中、リリーフ陣それぞれが役割を全うした。リーグ戦再開後、初のカード勝ち越しとなる2連勝で4位西武に2ゲーム差と接近。楽天にとって大きな1勝となった。【山田愛斗】