【阪神】救援右腕補強へ、ハートウィグも獲得候補 23年にはメッツで28試合登板5勝2敗
阪神が四国IL高知でプレーしているラファエル・ドリス投手(37)の獲得に動いていることが9日、分かった。16年から4年間阪神に在籍し、球団外国人最多の96セーブを記録。球団が昨オフから獲得調査を続けてきた中、リリーフ右腕という補強ポイントに一致したとみられる。また、同じ救援右腕で今季メッツ3A所属のグラント・ハートウィグ投手(27)らも獲得候補に挙がっていることが判明。チームは敵地で広島に競り勝ち、10連勝で首位を独走中だが、2年ぶりのV奪回へ妥協はしない。
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阪神はドリスとともに、同じく救援右腕の今季メッツ3A所属、グラント・ハートウィグ投手らを獲得候補に挙げている。ハートウィグはスリークオーター気味のリリースポイントからムービングボールに近い直球系を投げ込み、130キロ台のキレ味鋭いスライダーを武器にする。
23年はメッツの救援投手として28試合に登板し、5勝2敗2ホールドで防御率4・84。昨季もメッツで4試合に登板している。今季はメッツ傘下3Aのシラキュースに所属し、21試合登板で2勝3敗2セーブ1ホールド、防御率3・42の成績を残している。
マイナーでは通算163回で208三振を奪うなど、奪三振力も魅力の1つ。阪神の強力リリーフ陣に割って入れる存在だ。
◆グラント・ハートウィグ 1997年12月18日生まれ、米国ミシガン州デトロイト出身。マイアミ大を経て、21年にメッツと契約。23年シーズン中にメジャー初昇格。メジャー通算32試合42回登板で5勝2敗2ホールド、防御率5・14。マイナー通算130試合登板で16勝10敗24セーブ14ホールド、防御率3・42。196センチ、107キロ。右投げ右打ち。