選手宣誓する仙台・山岸主将(撮影・木村有優)

<全国高校野球選手権宮城大会:仙台東-小牛田農林>◇9日◇1回戦◇楽天モバイルパーク宮城

宮城県高校野球連盟では、今年から新たな熱中症対策を導入。気温30度を超えたこの日、対策の1つである暑さ指数が厳重警戒ランク(WBGT28)以上の際に、「15分を超えて、2つのアウトが取れない場合、守備側の給水時間を設ける」が実施された。

開幕試合は2回に仙台東打線が爆発。4-0の1死二、三塁の好機。この回8人目の打者、3番・森田健哉外野手(3年)の左前適時打で、さらに2点を追加。なおも1死二塁の場面で、熱中症対策の説明を含めた一時中断のアナウンスが流れた。その後、約1分間、選手や審判員の給水時間に充てられた。

◆WBGT 環境省のHPによれば、熱中症を予防することを目的として1954年(昭29)年にアメリカで提案された指標。人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、<1>湿度<2>日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境<3>気温の3つを取り入れた指標。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】守備の途中に給水タイム初実施、暑さ指数28以上など独自の熱中症対策/宮城大会