宮本慎也氏(2025年2月14日撮影)

元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が、9日までに更新された公式YouTube「解体慎書」で、2位に7・5ゲーム差をつける首位の阪神の強さに迫った。

宮本氏は「安定してますね。チーム防御率が1点台はなかなかないです。点数もNO・1ですよね。得点をいっぱい取って、失点が少なくて。普通の位置なんですよ」と投打の充実ぶりを評価した。

宮本氏は、投手陣を含めたバッテリーも強さの1つに挙げた。「ピッチャー、本当にいますもんね。坂本の試合数がちょっと多くなってきて、その分勝っていってる部分もある。梅野が悪いとかじゃなくて、坂本がうまく引き出してる。梅野は才木の時にかぶるのかな。藤川監督を含め、いろんなものを考えてやっていってるのがうまくいってる」と話した。

打線については「森下、サトテル(佐藤輝)、大山。みんな大山が活躍してないって言うんですけど、彼がいるからこそ、2人が伸び伸びできたりとか、いろんな効果があるんで、あのクリーンアップがあって、1、2番に出塁率がある近本、中野がいるので、やっぱりある程度点数は取れていくだろうなと思う」と話した。

さらには、2年前の日本一の経験も阪神の強みに挙げた。「1回、優勝してるメンバーなので、ペナントレースの流れとか、ゲームの中での流れとかっていうのが、こういうことしたらダメだよな、こういうことしていったらいいんじゃないのって何となく分かってると思うので、そこが強みかなという感じがしますけどね。大きいケガがないっていうのも、ケガ人が出ないっていうのは計算もしやすいし、もし、ケガ人が出た時にどういうふうに動いていくかっていうのが、1つのポイントかもしれないですね」と話した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 宮本慎也氏が首位阪神の強さを分析「チーム防御率が1点台はなかなかない。点数もナンバーワン」