大谷翔平、チームが投打ともにケガ人続出も前向き 球宴まで「しっかりと粘り強く戦えてれば」
<ブルワーズ3-1ドジャース>◇8日(日本時間9日)◇アメリカンファミリー・フィールド
ドジャース大谷翔平投手(31)が、故障者が相次ぐチーム状況にも前を向いた。
ドジャースはタイラー・グラスノー投手(31)やブレーク・スネル投手(32)、佐々木朗希投手(23)、トニー・ゴンソリン投手(31)らが離脱。野手陣は大きな離脱なく戦ってきたが、マックス・マンシー内野手(34)が左膝の骨挫傷、トミー・エドマン内野手(30)が右足の小指を骨折、テオスカー・ヘルナンデス外野手(32)が自打球で左足を痛め、キケ・ヘルナンデス内野手(35)も左肘を故障する事態となっている。
チームも今季ワーストの5連敗。前半戦の終盤に苦しい戦いが続いているが、大谷は「幸いにもというか、そんなに長い離脱じゃないと思うので。前半、オールスターブレークまでの少しの期間をしっかりと粘り強く戦えてれば、先発ピッチャーもそうですけど、しっかりとした戦力が戻ってきた時に、またいい戦いができるんじゃないかなと思います」と前を向いた。
大谷はこの日、怪物ルーキーのジェーコブ・ミジオロウスキー投手(23)から31号先頭打者アーチを放った。2ストライクから内角低めの88・2マイル(約142キロ)のカーブを捉え、中越えの31号先頭打者アーチとした。7試合ぶりの1発は、打球速度108・4マイル(約174キロ)、飛距離431フィート(約131メートル)、角度27度だった。
オールスター前に31本塁打は、並んでいた19年ベリンジャーを超え、単独で球団最多記録となった。