2025年7月8日、中日にサヨナラ勝ちした巨人阿部監督

<巨人-中日>◇9日◇福島県営あづま球場

巨人が前夜の熱き逆転劇の勢いままに、東北遠征2連勝を狙う。

山形開催だった8日中日戦では、2-4で迎えた9回裏に劇的展開を起こした。代打攻勢も含めて1死から4連打。最後に丸佳浩外野手(36)がサヨナラ2点適時三塁打を放って5-4で試合を決めた。

1試合3得点以上は実に8試合ぶり。負ければ今季ワーストの借金2と沈み込みそうな窮地の打線爆発で、勝敗を5分に戻した価値ある1勝になった。阿部慎之助監督(46)は「みんなで食らいついていってくれたので。最後、みんな打った選手が大したもんなんですけど。最後、ああいう場面でね、丸も打ったし、あそこ素晴らしいですよね」と絶賛し、「まだまだ食らいついていくぞっていうのは全員が思ってやってくれているので、まあ必死にやってくれていますよ」と力を込めた。首位阪神とは8差あるが、1つ1つの白星を重ねていく。

先発マウンドに上がるのは井上温大投手(24)。6登板ぶりの白星をかける。5月27日広島戦(富山)以来、今季は自身2度目の地方球場での投球。「(ファンには)その1回がすごい思い出に残ると思う。いい試合ができれば」と期した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】東北遠征2連勝へ前夜劇的サヨナラ勝ちの勢い持ち込む 阿部監督「食らいついていくぞ」