【楽天】今季最多3発の1発攻勢で連敗ストップ 抹消浅村栄斗と同学年のボイト「チームを助ける」
<西武2-7楽天>◇8日◇ベルーナドーム
楽天が今季最多3発の1発攻勢で、連敗を4でストップした。
1点リードの3回、先頭の4番ボイトが西武黒田の2球目、148キロ高め直球をかち上げた。左中間席上段に運ぶ2号ソロ。「非常にいい感触で打てた。ただ、タイミングの方がまだまだかな」と反省も忘れなかった。
ボイトの打撃に触発されるように柵越えが2本続いた。4回は1死走者なしから9番辰己が右越えに3号ソロを放ち「脳と体がリンクし始めたのが大きい」と納得顔。なおも2死二塁では3番黒川が1号2ランを右翼ポール際に放り込んだ。「ノリさん(則本)から『構えにもっと威圧感出せ』と言われているので、打てました」と守護神に感謝した。
前日7日には不調の浅村が西武時代の14年6月以来の登録抹消となる、チームにとって大きな出来事もあった。そんな中、昨年9月7日のロッテ戦以来の1試合3発。浅村と同学年にあたるボイトは「チームにとっても苦渋の決断だと思う。ただ、僕はチームを助ける、打点を稼ぐためにここにいるので、自分のやれること、できることに集中したい」。3本を加えても、チーム本塁打数は12球団最少の30本。この一戦をきっかけに量産態勢に入りたい。【山田愛斗】