彦根東対野洲 5回表野洲2死満塁、ピンチの場面で登板し、無失点で切り抜けた彦根東・新(撮影・一樹)

<高校野球滋賀大会:彦根東8-6野洲>◇8日◇1回戦◇マイネットスタジアム皇子山

県内有数の進学校、彦根東が野洲を下し、初戦を突破した。

6-3で迎えた4回、エースの服部航平投手(3年)が2番手でマウンドへ上がった。だが制球に苦しみ、5回途中で降板。2死満塁で新(あたらし)晃成投手(3年)が救援し、ピンチをしのいで4回1/3を無失点で投げ切った。新は「3振で抑えるつもりで。いつも通りだった」と冷静だった。

スクールカラーの赤に染まったスタンドで応援していたのは新の父、和也さん。「毎晩7時半頃に練習が終わって、そこから塾に行って、帰ってくるのは夜遅く。勉強も野球も頑張っている。実力を出し切ってほしい」と熱いエールを送った。

試合後、彦根東・小島義博監督(39)は「(何度も戦っていて)野洲高校のプレーを見ていると、恥じないプレーをしなければならないと感じさせてくれる。野洲高校のおかげで今回こういう結果にできた」と対戦校への感謝を口にした。新は「まだ1回勝っただけ。目標は甲子園1勝なので1歩1歩頑張りたい」と、8年ぶりの夏の舞台へ意気込んだ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】彦根東が初戦突破 野球と学業の二刀流で8年ぶりの甲子園なるか/滋賀