ダルビッシュ、離脱期間は「すごく難しかった」スライダー諦める危機も周囲に感謝/一問一答
<パドレス3-6ダイヤモンドバックス>◇7日(日本時間8日)◇ペトコパーク
パドレスのダルビッシュ有投手(38)が、右肘の炎症から復帰した。
本拠地のダイヤモンドバックス戦で、日本人投手最多のメジャー13年目のデビュー。1回はカーブとスプリットで2三振を奪う完璧な立ち上がりを披露。2回と3回に1点ずつ失ったが、4回にもスイーパーで2三振を奪った。
3回2/3を63球、3安打4四死球2失点5奪三振の内容。チームリーダーの復帰に、本拠地のファンやチームメートも大いに湧いた。
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【ダルビッシュの一問一答】
-マウンドに戻ってきた気持ちは
「すごく不安もありましたけども、帰ってこられて良かったです」
-アドレナリンは
「ちょっと気持ちが高ぶったりとか、うまくコントロールできないところもありましたけども、はい」
-今日のボールの感触は
「球の球質に関しては、変化球はすごくよかったと思います」
-一番良かった点は
「スライダーですね、やっぱり。肘のことでスライダーを諦めなければいけないかもしれないということに直面したりもあったので、それがちゃんと投げられたのは良かったです」
-今回の登板は今後のステップにどれほどの意味が
「最初は第1段階として、メジャーの試合で投げられたということはステップになると思いますし、また次も課題があるので、それをひとつずつクリアできるようにやっていきたいです」
-オールスター後の球数も含めて今後の見通しは
「オールスターブレークのことまでは考えてないですけど、ここから毎試合、例えば15球ずつ増やしていくことになると思うので」
-今のチーム状況を踏まえて、自分が復帰することで今後与えるプラスな影響について
「そうなれるように、日々ちゃんと努力をしていきたいと思います」
-速球については
「良かったと思いますね。96(マイル=約155キロ)とか見られると、元気な証拠だとは思うので。勢いのある球を投げられて良かったと思います」
-不本意ながら離脱した3カ月があったからこそ、今後もっと良くなるか
「そうなることを祈ってますけど、3カ月元気で休んでたわけじゃなかったので。ここからもまた慎重にやっていきたいと思います」
-離脱中はどんな困難が
「すごく難しかったですし、何て言うんですかね…。いろいろ考えることも多かったですけれども、いろんな人に助けられて、メディカルのスタッフにも助けてもらって、こうやってマウンドに立てたので、本当に感謝しています」
-マチャドがメジャー通算2000安打を達成
「日々ああやって、毎日試合に出続けている姿を見ていますし、自分が投げている試合で達成してくれて、自分としてもうれしかったです」