ダイヤモンドバックス戦で先発したパドレスのダルビッシュ有(ロイター)

<パドレス3-6ダイヤモンドバックス>◇7日(日本時間8日)◇ペトコパーク

パドレスのダルビッシュ有投手(38)が右肘炎症からの復帰登板となる本拠地でのダイヤモンドバックス戦でメジャー13年目のシーズンデビューを果たしたが、4回途中を2失点で初黒星を喫した。

1回先頭のキャロルを2ストライクと追い込んでからカーブで空振り三振を奪うと、2番ペルドモは96マイル(約154キロ)の直球で三ゴロ、3番グリエルはスプリットで空振り三振と、見事な立ち上がりだった。

2回は先頭の4番ネイラーに四球を与えた後、5番スアレスに三塁線を抜く適時二塁打を許し1点を失い、3回には先頭のキャロルに二塁打を打たれ、犠打と適時打で2点目を奪われたが、落ち着いた投球を続けた。

4回は先頭のマキャンをスイーパーで空振りの3球三振、次のトーマスに四球を与えた後、アレクサンダーをスイーパーで空振り三振に切ってとり、そこで降板。マウンドを降りる際にはスタンドでスタンディングオベーションが起こった。

3回2/3まで63球を投げ3安打2失点、4四死球5奪三振で今季1敗目。防御率は4・91となった。メジャーで13シーズン目に投げるのは、ドジャースなどで活躍した野茂英雄氏の12シーズンを抜き、日本人投手最多シーズンとなる。

ダルビッシュは「すごく不安もありましたけど、帰ってこれて良かったです。96マイルとか見れると、元気な証拠だとは思うので、勢いのある球を投げられて良かったです」と話した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ダルビッシュ13年目のシーズンデビュー「すごく不安もありましたけど、帰ってこれて良かった」