大谷翔平、9試合ぶりマルチもチームは山本由伸KOで大敗 次戦は全米衝撃の怪物ルーキーと対戦
<ブルワーズ9-1ドジャース>◇7日(日本時間8日)◇アメリカンファミリーフィールド
ドジャース大谷翔平投手(31)が「1番DH」でスタメン出場し、4打数2安打で9試合ぶりのマルチ安打をマークした。先発の山本由伸投手(26)は2/3を5失点(自責3)でメジャー最短ノックアウト。
第1打席は右腕ペラルタと対戦。1ストライクから外角のカーブにタイミングを外されたが、打球は三塁線に転がり、内野安打となった。1死からフリーマンの一ゴロ併殺で、二塁封殺となった。
第2打席は0-5の3回1死二塁、カウント2-2からカーブにタイミングを外され、定位置付近の右飛に倒れた。
第3打席は0-7の6回無死、フルカウントから内角のチェンジアップを見逃し、一塁へ歩きかけたが球審はストライク判定。大谷は手を上げて判定に不満を示したが、見逃し三振に倒れた。
第4打席は0-7の8回無死で、右腕アシュビーと対戦。カウント1-1から外角スライダーを右前に運び、6月27日(同28日)ロイヤルズ戦以来、9試合ぶりのマルチ安打となった。
大谷は2死からスミスの四球で二進すると、ルイーズの右前打で生還した。
これで打率は2割8分、リーグ単独トップ、メジャー3位の30本塁打、56打点、12盗塁。OPS(出塁率+長打率)は.991としていた。7月は26打数5安打1本塁打と苦戦している。
投げては4試合に登板。6イニングで4安打1失点6奪三振。6月28日(同29日)のロイヤルズ戦では、メジャー自己最速の101・7マイル(約164キロ)をマークした。
翌8日(同9日)は、新星の怪物右腕ジェイコブ・ミジオロウスキー投手(23)と対戦。身長6・7フィート(約2メートル1センチ)の長身から、最速102・4マイル(約165キロ)の直球と超高速スライダーを投げ込む。メジャーデビュー戦となった6月12日(同13日)のカージナルス戦で5回ノーヒットピッチング(4四球)を披露すると、20日(同21日)のツインズ戦でも6回までパーフェクト。先発投手がデビューから11イニング連続無安打を記録したのは史上初だった。クラウダー・カレッジが22年ドラフト2巡目(全体63位)で入団し、今季は4試合で3勝1敗、防御率3・20。