【高校野球】選手17人能登川が44人彦根翔西館にコールド勝ち「100人のチームに勝つ野球」/滋賀
<高校野球滋賀大会:能登川10-1彦根翔西館>◇7日◇1回戦◇マイネットスタジアム皇子山
選手17人の公立校・能登川が選手44人の彦根翔西館に8回コールド勝ち。2年ぶりに初戦突破を果たした。
初回から主導権を握った。6番広田獅冬(しどう)内野手(2年)の左前打で2点を先制。4回には太田智己内野手(2年)の中越え三塁打から追加点を奪うと、6-1の8回には再び広田に適時打が飛び出すなど4得点。10安打10得点と打線がつながり、白星をつかんだ。
主将の武重絢大外野手(3年)は「安打、安打で大差をつけられたのはいいスタートが切れた」と納得の表情。部員数が少ないが、「練習に目が通る。人数少ないのがプラスになって、みんなが見られる」とメリットを話す。
就任4年目の久保尚人監督(29)も「100人のチームに勝つために野球をしている」ときっぱり。大所帯が相手でも台頭に試合をするために選手個人個人の姿勢に常に目を配る。
今春は初戦敗退だったが、夏は1勝を手にした。久保監督も「やっと1つになった」と成長を喜ぶ。次戦は春夏13度甲子園出場の比叡山と対戦する。【林亮佑】