【日本代表】FW宮代大聖「結果出さないと」初陣ゴール宣言 好材料はかつてのチームメートたち
【安山(韓国)7日=永田淳】日本代表(FIFAランキング15位)は今日8日、東アジアE-1選手権の初戦で香港代表(同153位)と戦う。22年大会に続く連覇を狙うチームは公式練習を行い、非公開で調整。J1での好調を維持して臨むFW宮代大聖(25=神戸)は、26年W杯北中米大会メンバー入りへ向け、得点という結果で力を証明する覚悟でピッチに立つ。
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FW宮代が、日本の大会初得点でチームを勢いづける。
初戦の香港戦で出場が見込まれるストライカーは、この日の公式練習を終えて「戦術的な部分の確認がメインだった。やっていく中で修正が必要だと思うけど、まずは自分の結果にフォーカスしたい」とゴールへの強い意欲を口にした。
24年に加入した神戸でキャリアハイとなる11得点を挙げてリーグ連覇に貢献、天皇杯でも決勝弾をマークした。今季も出場19試合で8ゴールと結果を出し続ける男は「スペースの作り方、空間の作り方は感覚的に良くなってきている」。そう自信を深めている中で今大会を迎えるだけに、得点への期待は高まる。
宮代にとって好材料と言えるのが、かつてのチームメートの存在だ。今回のメンバーには、生まれが4日違いで川崎Fの下部組織でともに戦った同学年のFW山田、21年にJ2徳島、22年に鳥栖でコンビも組んだFW垣田といった、互いをよく知る選手がいること。「近くにやったことがある人がいるのは自分にとって大きいし、そこから連係が深まることもあると思う。ポジティブな要素」。ピッチでの全体練習を1度だけで迎える初戦において、動きをイメージできる相棒がいるのは心強い。
日の丸を付けて戦うのは19年のU-20W杯以来。A代表は初の25歳は、大きなチャンスを前にし「自分の特長という面でも、しっかり結果を出さないといけないと思っている」。来年のW杯出場も狙う男が、力強く初陣ゴールを宣言した。