ドジャース対アストロズ 9回裏ドジャース無死、右前打を放ちデコルテポーズを決める大谷(撮影・垰建太)

<ドジャース4-6アストロズ>◇5日(日本時間6日)◇ドジャースタジアム

ドジャース大谷翔平投手(31)が、今季4度目の登板を2回1安打無失点3奪三振で終えた。

初回はパレデスに左前打を許したが、続くスミスはカウント1-1から96・4マイル(約155キロ)の内角に食い込む直球でバットを折り、二ゴロ併殺打に打ち取った。2回はこの日の最速100・9マイル(約162キロ)をマークし、スライダーとスイーパーで3者連続三振をマークした。

打っては4打数1安打だった。

【大谷の一問一答】

-誕生日は意識するか

「もうあまり自分の誕生日がうれしいとかっていう歳ではもちろんないので。『おめでとう』って言ってもらえることに対してうれしいなとは思いますけど。普段と同じようにプレーできればいいかなとは思って、マウンドに上がりました」

-アストロズ戦は

「最近打席ではそんなにいい打席が送れていないので、そこがまず1つ反省点かなと思いますし。昨日、今日と2連敗してるので、シリーズ最後、また明日取れるように切り替えて、最後、取れるように頑張りたいなと思ってます」

-二刀流復帰は打撃に影響しているか

「単純に打席での、なんて言うんですかね。すごく悪いっていう感覚はないですけど、なんて言うんですかね、今日もそうですけどね、捉えたと思ってるのがセカンドゴロになったりとかっていうちょっとしたズレが。そういう不調の時っていうのは、そういう感じじゃないかなと思うので。逆に言えば、少しの感覚の違いですぐに戻ってきたりはするので、そこは練習で養っていくしかないのかなとは思ってます」

-投球でのサインは

「いやもう、感覚で行く時もありますし、もちろん(捕手)ウィルから、今日なんかはピッチコム上で交換しながらやってるので。自分がこうだと思えばそれ優先して投げますし、その時によって変わるかなとは思います」

-次は3イニングを投げられそうか

「元々決まってるイニングをまずは消化するっていうのがリハビリの過程上は大事だと思うので。行けるからといって行くのが必ずしもいい答えだとは思わないので、チームのまずは方針と、自分の感覚と、まずはステップを前に進めるっていうのが大事だと思うので。まずは後退しないように、少しでも前進し続けられれば、おのずとイニングも伸びてくるのかなと思ってます」

-4シームで9本ファウル。今日の質は

「中盤は正直もう(ボールが)見えにくい時間帯だったので、反応がちょっと遅れがちになるような打席ってのが両チームともそうだったとは思うんですけど。最後なんかは逆に言えばいい、ピッチャー相手によく見えてた方かなとは思うので。そういう感覚を、なんて言うんですかね、切らさないようにというか、ちょっとしたことでまた切れたりするものだと思うので。継続していければいいのではないかなと思ってます」

-31歳の誕生日。体力的な面は

「年を取ったなとは思わないですけど、まだあんまり変わらないですかね、20代前半と。あんまり感覚的な違いはないと思うので。ただ、長いシーズンを行う上で、後半の方はもちろん疲れはたまると思うので、よく疲労を抜きながら、休みをしっかり取るのも大事かなと思ってます」

-今日のピッチングのテーマは

「もうちょっとカーブとスプリットを試せれば良かったのかなとは正直思ったんですけど。まあまあ、試合の方を優先してというか、スライダーで三振を取れそうな雰囲気があったので、アウトを優先して投げました」

-30代に入って20代とのメンタルの違いは

「それはもうだいぶ違うのかなとは思いますね。もちろん家庭を持って、子供も生まれればまた変わりますし。グラウンド外でもグラウンドでもそうですけど、人生観を変えるようなことっていうのは、必ずしもプラスな部分だけではないですけど、自分を成長させてくれるのかなとは思うので、何事も経験かなと思います」

-今年はお子さんが生まれて、野球にどれくらい良い影響を与えているか

「できればすみ分けてというか。あまり野球のどうこうっていうのを家に帰って持ち込みたくはないですし。もちろん1人でいるときはね、『どうだったな』『ああだったな』っていう反省はあってもいいと思いますけど。基本的にはグラウンドはグラウンド、家庭は家庭っていう風に考えたいなとは思ってるので、そこも含めていい時間を過ごせるかなと思います」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 誕生日の大谷翔平、30代でメンタル面は「だいぶ違う」「自分を成長させてくれる」/一問一答