巨人対広島 12回裏巨人2死一塁、中飛に倒れる小林(撮影・鈴木みどり)

<巨人0-0広島>◇5日◇東京ドーム

巨人が、延長12回まで無得点に終わって、広島と0-0で引き分けた。

広島先発の玉村の前に1回、4回、6回と得点圏に走者を進めたが、好機であと1本が出ずに6回無失点と好投された。

7回には坂本が1死から二塁打を放ったが、キャベッジの二ゴロが菊池の好守に阻まれるなど、得点のチャンスを逃し、延長10回は2死から3連打で2死満塁の好機をつくったが、丸が遊ゴロに倒れた。

積極的にスイングを仕掛けたが、結果には結びつかず。4日の広島戦の8回のキャベッジの決勝ソロを除けば、3日の阪神戦の1回に増田陸が放った2点適時打以降、適時打なしと苦しむ。

阿部慎之助監督(46)は「凡打したら淡泊って言われるし、ヒット打ったら積極性があっていいって言われるんで。しょうがないですよね。打てると思って、本人たちは打ってると思うんで」と話した。

投手陣の好投が光り、先発グリフィンが7回無失点と好投。8回は田中瑛、バルドナードがゼロでつなぎ、9回は中川が無失点に抑えた。

延長10回は船迫、延長11回はケラー、延長12回は石川が無失点。守護神マルティネスがベンチ入りメンバーから外れ、大勢も3連投を避ける方針の中、無失点リレーで引き分けに持ち込んだ。

▼巨人は本拠地の東京ドームで6月27日DeNA戦から4-0→5-0→1-0→1-0→0-0。同一球場で5試合連続無失点は11年5月28日~6月8日日本ハムが札幌ドームで記録して以来2度目となり、セ・リーグでは初めて。日本ハムは5月28、29日広島戦、31、6月1日阪神戦、8日中日戦と、札幌ドームの交流戦で5試合連続完封勝ちしている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】好機で1本出ずに引き分け 阿部監督「凡打したら淡白、ヒット打ったら積極性があっていいと」