デンベレが2点目を決めた後、喜ぶパリSGのドゥエ(ロイター)

<クラブW杯:パリ・サンジェルマン2-0バイエルン・ミュンヘン>◇5日(日本時間6日)◇準々決勝◇アトランタ

FIFAクラブワールドカップ(W杯)で、欧州王者パリ・サンジェルマン(フランス)がドイツ王者バイエルン・ミュンヘンを2-0で下し、4強入りした。後半33分にFWドゥエ(20)が先制。その後に2人が一発退場となったが、試合終了間際に途中出場のFWデンベレ(28)が追加点を奪って勝ちきった。

欧州の強豪対決は序盤から一進一退の攻防が続いた。パリSGのイタリア代表GKドンナルンマ、Bミュンヘンのドイツ代表GKノイアーとお互いの守護神が好セーブで試合を引き締めた。

だが、前半30分過ぎからBミュンヘンにアクシデント。DFスタニシッチが負傷で交代し、前半終了間際にもMFムシアラがGKドンナルンマと接触プレーで負傷した。ムシアラの左足首はひと目で重傷とわかるような曲がり方。ドンナルンマは故意のプレーではなかったが、ショックで涙を流した。

0-0で迎えた後半。パリSGはコンディションが万全でなかったエースのデンベレが25分から途中出場。すると、同33分にMFジョアン・ネベスが中盤でボールを奪い返し、最後はドゥエが左足を振り抜いて先制した。

同36分にDFパチョが危険なタックルで一発退場。同47分にもDFルュカ・エルナンデスが肘打ちで一発退場となったが、その直後にDFハキミが相手3人に囲まれながらも右サイドから抜け出し、最後はデンベレが右足で仕留めて名門対決を制した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【クラブW杯】パリSGが4強、2人退場でもバイエルンに2-0 ムシアラ重傷にドンナルンマ涙