<明治安田J1:横浜FC0-1横浜>◇5日◇第23節◇ニッパツ三ツ沢

横浜FCが5連敗を喫した。マリノスとの横浜ダービーで、終盤にPKから失点した。

試合が動いたのは後半31分。横浜に攻め込まれ、DF加藤蓮からアンデルソン・ロペスの足もとにパスが入り、フリックしたボールがDFラインの背後へ転がった。そこへ飛び込んできたMF渡辺皓太に対し、GK市川暉記が素早くブロックに飛び出し、体が接触して倒してしまった。

主審はすかさずPKを宣告し、市川にはイエローカードが提示された。そして後半33分、Aロペスにタイミングを外される形でゴール左隅へ決勝点となるシュートを流し込まれた。

まずPKを取られる場面について市川は「ボールが転がってきて、出ない判断はなかった。出なかったら1対1で(ゴールに)流し込まれていた」。結果的にファウルとなったが、プレーは間違っていなかった。

そしてロペスのキックをセーブできなかったことには「(すぐに蹴らずに)ためてくることは知っていた。そういう中でもう少し(蹴るまで)我慢が必要だったかなと思います」。

チームは18位で、最下位の横浜とは勝ち点1差まで詰まった。8日からの東アジアE-1選手権(韓国)開催に伴い、J1は中断期間に入る。次節20日の清水エスパルス戦に向けて市川は「(中断期間に)やれることはすべてやって、次の清水に全力で勝ちにいけるようにしたい」と誓った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【横浜FC】GK市川暉記、PK献上も「出なかったら流し込まれていた」ダービー屈し5連敗に…