【巨人】投手陣が底力見せて引き分け 阿部監督「みんなが頑張ってるから0に抑えられている」
<巨人0-0広島>◇5日◇東京ドーム
巨人は投手陣が底力を見せて引き分けに持ち込んだ。守護神マルティネスは3日の阪神戦(甲子園)で左膝付近に打球が直撃した影響で、大事を取ってベンチ外。2連投中だった大勢も3連投を避ける方針のために登板回避する中、7投手で延長12回まで無失点でつないだ。これで本拠地・東京ドームでは5戦連続無失点。阿部慎之助監督(46)は「ピッチャー陣、もちろん守りもそうですし、みんなが頑張ってるから0に抑えられている」とたたえた。
先発グリフィンはアクシデントにも負けなかった。2回に打球が左すねに直撃するも続投。7回5安打無失点の内容に「特に得点圏にランナーいる時の打率が高い打線らしいので、得点圏にいる時にしっかり自分が思うような投球ができたのが良かった」と振り返った。
一方で、あまりにもホームが遠かった。打線は広島先発玉村の前に積極的にスイングを仕掛けるも無得点。その後も広島の救護陣を打ち崩せず、延長10回には2死から3連打で2死満塁の好機をつくるも、丸が遊ゴロに倒れた。それでも阿部監督は「打てると思って本人たちは打っていると思うので。相手も素晴らしいピッチャー陣だしね、いい試合だったと思います」と前を向いた。【水谷京裕】