【高校野球】神戸高塚「ジョックロック」でテンション爆上がり、13安打17得点5回コールド/兵庫
<高校野球兵庫大会:神戸高塚17-6夢前・播磨福崎>◇5日◇1回戦◇明石トーカロ球場
神戸高塚が夢前・播磨福崎に17-6の5回コールドで大勝した。
初回に3点を許すも、直後に逆転。5回で13安打17得点と打線もつながり、毎回得点で勝利を手繰り寄せた。
神戸高塚は得点圏時、毎度スタンドの吹奏楽部からはある音色が鳴り響いていた。甲子園での魔曲と呼ばれている「ジョックロック」だ。主将の三宅翔太捕手(3年)は幼少期に甲子園球場でこの曲を耳にして「自分もこの音楽の中やりたい」と吹奏楽部に熱烈にリクエストしたという。実際にジョックロック演奏時には幾度となく点数が入り、三宅も3打数3安打と応援に応える活躍を見せた。「猛打賞はたまたまだったけど、うれしい。ジョックロックはテンションが上がりました」と照れながら語った。
吹奏楽部の松岡優部長(3年)は「演奏していてこっちまで熱くなった」とやり切った表情で語った。吹奏楽部はコンクール練習のため今夏は今日が最初で最後の応援。試合後のあいさつでは松岡部長は野球部に向け「期待しています」と力強く、まっすぐなエールを送った。
次戦はシード校である福崎との対戦。3回戦で敗れた昨年を超えるべく、三宅は「キャプテンとしてチームをまとめ、しっかり準備して挑みたい」と闘志を燃やした。【佐藤奨真】