【札幌】GK高木駿が復帰後初完封で3連勝 欠場中もユニホーム着て応援の家族に「感謝」
<明治安田J2:札幌1-0山口>◇第22節◇5日◇プレド
北海道コンサドーレ札幌がホームで山口を1-0で下し、今季初の3連勝を挙げた。
GK高木駿(36)がケガから復帰後3戦目で初完封。終盤に猛攻を受け、後半追加タイム7分には相手の枠内シュートをセーブして、ピンチを救った。「3連勝できて良かった。うれしいっすね」。チームにとっても9戦ぶり今季3度目の完封勝利となった。
昨季は開幕戦前日に左膝前十字靱帯(じんたい)を断裂して試合出場なし。今季も3月に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けた。2季連続で離脱を余儀なくされたが「試合に出られていない期間も自分にプラスになった」と、前向きにリハビリに取り組んだ。
欠場中も、背番号51のユニホームを着てドームのスタンドで札幌を応援する家族の姿があった。「たぶん家族の方が大変だった。支えてくれた家族に感謝」と照れた。
6月21日藤枝戦の復帰からチームは3戦3勝。今季チームは、攻撃を含めた役割を求めてGKではなく「GP(ゴールプレーヤー)」と呼ぶ。積極的な攻撃参加が持ち味の“GP”は「この3連勝の勢いを止めないように、しっかり全員で勝ちを目指してやっていきたい」と力を込めた。【保坂果那】