宮沢ひなたが兄佳汰さんと唯一無二のサッカー教室「良い時間。活力になる」協賛21社に倍増
サッカー女子日本代表MF宮沢ひなた(25=マンチェスター・ユナイテッド)が5日、神奈川・松田町内で兄の佳汰さん(29)とともに「宮沢兄妹サッカーフェスタ」を行った。
仲良しきょうだいで知られる2人の「やりたいね」という日常会話からスタートした企画。昨年に2度実施し、今年は6月に北海道・芦別市で行ったのに続き4度目の開催。小学生から高校生まで約170人が集結し、交流した。
イベント会社を挟まずに、仲間と「手作り感」をテーマに3部制で実施した。宮沢は、シーズン終了後にブラジルとスペインとの親善試合があったため、慌ただしいオフとなったが「みなさんのありがとう、楽しかったという声をもらえるとまだまだ頑張らないといけない、よりこういう機会を増やさないといけないと思う。自分たちも楽しみながらできるので良い時間でした。活力になる」と充実の表情で振り返った。
神奈川県社会人2部の久野FCでプレーを続ける佳汰さんも「知ってもらえる機会が増えてうれしい。スポンサーも前回の12社から約2倍の21社まで増えました」と協賛社のロゴでいっぱいのシャツを着て喜んだ。
設営から自分たちでやる手作り感やきょうだいでの開催など、唯一無二のサッカー教室。イギリスからオンラインで打ち合わせに参加するなど精力的に働く宮沢は「宮沢きょうだいを知ってもらいたい。女の子はお兄ちゃんがやっていたから(サッカーを)やることが多いと思う。よりボールを蹴られる環境を作りたい」とその意義を語った。すでに今冬と来年夏の開催に向けて準備している佳汰さんは「恥ずかしくないようにイベントのレベルアップをしていきたい」とアップデートを誓った。
宮沢は今後、イングランドに戻り、新シーズンに備える。「昨シーズン途中からコンスタントに試合に出られるようになって、もっとやりたい欲がより出てきた。このチームで中心でゲームを動かせる存在になりたい。自分の役割を確保しつつ、目に見える結果を出していけたら」と力を込めた。【佐藤成】