【巨人】増田陸、初4番に「緊張が走った」起用応える2点適時打も足つり交代に「自己管理!」
<阪神3-2巨人>◇3日◇甲子園
いきなり大仕事をやってのけた。巨人増田陸内野手(25)が自身初の4番でスタメン出場。「4番と言われた時はいつも以上に緊張感が走った」と振り返りながらも、初回1死一、二塁から阪神先発伊原のカットボールを捉え、左翼フェンス直撃の2点適時二塁打を放った。巨人の第95代4番打者としての初打席で結果を残し「初回からチャンスでつないでいただいたので、くらいついていきました」と話した。
プロ7年目の今季は勝負強い打撃でチームをけん引してきた。6月21日西武戦(東京ドーム)では代打で勝ち越し3ラン。前日まで12試合連続で4番に起用されていた吉川のコンディション不良と勝負強さを買われ4番に抜てきされた。「打席の中では4番とか関係なく、相手に向かっていくだけ」と、気負うことなく己の役割を全うした。
その上で反省も忘れない。一打勝ち越しの絶好機だった8回1死一、二塁では二ゴロ併殺に倒れた。自打球と足がつった影響で直後の守備からベンチに退き「自己管理をもっとしないといけないと思いました」。新4番の活躍と3連敗のチームに希望の光を照らした。【水谷京裕】