ソフトバンク対日本ハム 8回表終了後、選手交代を告げベンチに戻る新庄監督(撮影・林敢治)

<ソフトバンク4-1日本ハム>◇3日◇みずほペイペイドーム

単独首位から3位に転落した日本ハム新庄剛志監督(53)が大混戦パ・リーグを大歓迎した。

ソフトバンクに同一カード3連敗を喫し、ゲーム差なしながらオリックスとソフトバンクに順位を抜かれた。5月11日から守ってきた単独首位ではなくなったことに「いいんじゃないですか。面白いでしょ」と笑みを浮かべた。

リーグ全体のことも考えている指揮官だからこそ、大混戦は望むところだ。「今年はパ・リーグもなかなか(どのチームも)いい戦力が整っているんで、突き放されることはないかなっていう感じ。小久保監督も今年は厄介な戦い(と感じていると思う)…でも、逆に面白いと思うんでね。お互い、順番が行ったり来たり変わるような展開だとパ・リーグが盛り上がるんで、そういう展開にしていきたい」と今後を見据えた。

5月11日に単独首位に立った際には「僕は瀬古さんタイプ。イカンガーにずっと余裕を持ちながら付いていって残り150メートルでひゅっと抜くのはかっこいい。プロ野球的にも盛り上がる」と83年福岡国際マラソンでの名勝負を引き合いに理想のペナントレースを語っていた。

そんな展開になりつつある今季のパ・リーグ。「まあ(先頭から)4メーターぐらいまで後ろでも、大丈夫なんで。楽しみましょう」。最後までファンがドキドキハラハラしながら見守る目の離せないペナントレースで、新庄監督が率いる日本ハムが大好きな“瀬古”になれるか。まずは本拠地へ戻る4日楽天戦(エスコンフィールド)から仕切り直して再出発する。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】新庄監督「面白い」大混パを大歓迎「突き放されることはない」最後は“瀬古”になる