東京V城福浩監督はDF綱島悠斗の日本代表入りについて言及

東京ヴェルディ城福浩監督(64)が3日、東アジアE-1選手権(韓国)で日本代表に初招集されたDF綱島悠斗(24)について言及した。

次節・名古屋グランパス戦に向けたメディア対応の中で、日々の成長をうながす指導が形となったことを問われると「クラブにとってはすごくポジティブに捉えられることだと思います」と回答した。

指揮官として、何より当事者の努力を称えた。

「何よりも選ばれた選手本人の努力があって。いい時も悪い時も自分に矢印を向けながらやってきたからこそ、その対象になったと思うし、チームとしても前進しようとしたからこそ、その選手のストロングが際立つような状況になったと思う。本人の努力とチームとして進歩しようとすることがうまくマッチしないと、なかなか代表っていうのは、どういう大会であれ選ばれるのは簡単じゃない。そういう選手が出た、出るということはすごく喜ばしい」

今回の綱島が日本代表入りすることで、周囲のチームメートへの変化が出ることも口にした。

「本人たちの自己実現への強い思いと普段の努力と、チームとしての成長がない限りそういうことにはならない。それによって、代表への距離感もちょっと変わってくる。すごく雲の上の存在であったり、遠い存在であったものが、チームメートがそういうメンバーの中に入っていくということは、自分もその可能性があるというふうに感じられるでしょうし」

さらにこう続ける。

「代表に入るような選手っていうのは、自己実現のためにどれくらい自分に対して時間を使っているかっていうのは、チームメートが一番よく知っている。なのであれくらい努力をしなければ自己実現しないんだというふうに思うかもしれないし、じゃ自分は違ったやり方で時間をかけなきゃいけない。どういう時間をかけようか、どういうふうに時間を過ごそうか、って普段から含めて僕は影響があってほしい、影響があるはずだと思っています」

紙一枚、一枚を積み上げるかのごとく、選手を鍛えチームを作り上げてきた城福監督。綱島の日本代表入りは、個人の喜びに終わらずヴェルディにとっても福音となりそうだ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【東京V】綱島悠斗の代表入り 城福監督「いい時も悪い時も自分に矢印を向けながらやってきた」