ドジャース対ホワイトソックス 6回表ホワイトソックス2死二塁、キャプラから通算3000奪三振を奪ったカーショーは盛り上がるファンの声援に応える(撮影・垰建太)

<ドジャース5-4ホワイトソックス>◇2日(日本時間3日)◇ドジャースタジアム

ドジャースのベテラン左腕クレイトン・カーショー投手(37)が、史上20人目となる通算3000奪三振を達成した。

6回2死、9番カプラをスライダーで見逃し三振に打ち取り、この日の100球目で通算3000奪三振をマークした。

スタンディングオベーションと鳴りやまない大歓声にカーショーは帽子をとり、手を挙げて感謝。ロバーツ監督を始め、コーチ陣、同僚、チームメートと抱き合い、偉業達成の喜びを共有した。

試合後、カーショーは記者会見に臨み「ファンの歓声を聞きながら6回のマウンドに戻ったときのあの雰囲気は、本当に特別な瞬間だった。同僚に僕はこう伝えたよ。個人の記録は素晴らしいものだけど、一緒に祝える仲間がいなかったら意味がないんだって。だから、監督やコーチ、トレーナー、フロントのみんなが一緒に喜んでくれたことが本当にうれしかった。チームみんなで成し遂げた夜だった。本当に感謝しかない」と、感慨に浸った。

この日は、試合前から本拠地のファンが大興奮。カーショーは試合前の準備中に手を上に掲げて応答した。「僕自身、ここで本当にいろんなことを経験してきた。良いこともあれば、受け入れたくないくらいの苦い経験もあった。でも、今日のファンの声援は、本当に素晴らしかった。試合前は集中するために、あまり反応しないようにしているけど、今日は無理だった。言葉にならないくらい、特別な瞬間だった」。数々の修羅場をくぐってきたレジェンド左腕でさえ、異様な雰囲気にのまれるほど盛り上がりだった。

ドジャース一筋18年目。史上20人目の偉業に「年齢を重ねるにつれて、チームへの感謝をより感じるようになる。ドジャースも僕を信じてくれていた。全てがうまくいっていたことはないけど、お互いの信頼関係があってこそ。とても感謝している。ここでずっとキャリアを築いてきて、これからもそうでいたい。本当に誇りに思っている」と胸を張った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 通算3000奪三振のカーショー「特別な瞬間」ド軍に感謝「祝える仲間がいなかったら意味ない」