【G大阪】倉田秋、ショッキングな敗戦後の大阪ダービーに「チームに火を付けるプレーを」と気合
ガンバ大阪は3日、大阪・吹田市内の練習場で非公開練習を行った。
6月28日の京都サンガF.C.戦では、相手に内容でも上回られての完敗。ダメージの残る敗戦の後に迎えるセレッソ大阪との大阪ダービー(5日、ヨドコウ)は、今後の浮沈を懸けた重要な一戦となりそうだ。
このタイミングで迎えるダービーを前に、ダニエル・ポヤトス監督(47)はメンタル面の切り替えと改善の必要性を強調。「入れられてから沈んでしまった、リアクションを示せなかった姿が辛かった。ダービーでは(最初から)もうこれが最後のアクションだという気持ちでいかないと思っている」と選手の奮起を促した。
苦しい時に頼りになるのは、ベテランの力だ。これまでのダービーでもキックオフ直後のプレーで強い気持ちを示してきたMF倉田秋(36)は、苦しい状況で迎える一戦に、より強い思いを持って臨む覚悟でいる。「やっぱり『いくぞ』という意味では、誰かの体を張ったプレーだったり、強く行くプレーでスイッチが入る。自分が(先発で)出るかどうかはわからないけど、出たらそういうプレー、チームに火をつけるプレーはやっていきたい」。まずは気持ちで負けることなく、戦うこと。ベースとなる部分で相手を上回ることへの思いを強くした。
良いとは言えないチーム状況を打破するためにも、この試合の勝利は大きな意味を持つ。「ほんまはこんなこと言いたくないけど、勝てば絶対にいいきっかけになる試合。まず前半の立ち上がりからしっかり集中してやりたい」。内容うんぬんよりも、勝利という結果を得ることで、巻き返しへの1歩とすることを狙う。【永田淳】