グラウンド整備する阪神園芸のスタッフ(2025年6月21日撮影)

<阪神-巨人>◇3日◇甲子園

「伝統の一戦」は阪神が2連勝。第3ラウンドに備えて、甲子園の黒土はいつものように入念な整備が行われていた。

前日2日の試合ではイレギュラーバウンドが試合の行方を左右した。0-0の8回2死一、二塁で阪神大山悠輔内野手(30)が放った強いゴロが遊撃手の目前で大きくはねて、体に当たった。その間に二塁走者の森下翔太外野手(24)が好走塁で本塁に突っ込み、決勝の1点が入った。

甲子園がある兵庫県西宮市は阪神の練習日だった6月26日に雨が降って以来、好天が続いている。同27日ごろには異例の梅雨明けも発表された。グラウンド深部はかなりの水不足で、コンディションがよくない状態が続いている。

グラウンド整備を担当する阪神園芸は練習前、試合前と黒土にしっかりと水をまき、適度な硬さの保持に努める。それでも天然の雨に比べると限界があるといわれている。

試合中も入念にトンボでならすが、試合終盤、走者によって荒らされ続けた走路近辺は、やはりイレギュラーが起きやすくなっていたようだ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】異例の早すぎる梅雨明けも影響か 勝敗分けたイレギュラー 細心の注意払う阪神園芸