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アトレチコ・マドリードは2日、ビリャレアルのスペイン代表DFアレックス・バエナ(23)の獲得を発表した。契約は30年6月30日までの5年間となっている。

Aマドリードは昨季、左サイドの攻撃がうまく機能しなかったため、今夏の移籍市場で新戦力の補強を目指していた。そんな中、ビリャレアルで素晴らしい活躍を見せていたバエナに早くから注目し、獲得にこぎつけた。

スペイン紙マルカによると、バエナの契約解除金は5500万ユーロ(約93億5000万円)に設定されており、すべての目標を達成した場合、その金額をビリャレアルに支払うことで合意したとのことだ。

その内訳は、移籍金4200万ユーロ(約71億4000万円)プラス出来高1300万ユーロ(22億1000万円)。出来高の内容は、簡単な目標達成が800万ユーロ(約13億5000万円)、難しいものが500万ユーロ(約8億5000万円)となっている。

バエナは左サイドを主戦場とした攻撃的MFで、優れた突破力、シュート力、パス能力、試合の流れを読む力などを備えているバエナはビリャレアルの下部組織出身。20年7月のレアル・ソシエダード戦でトップチームデビューを達成し、21-22年シーズンには久保建英と一緒にプレーした。

昨季のスペインリーグを5位で終えたチームで主力として活躍し、リーグトップの14アシストを記録。これまで、クラブで欧州リーグ、スペイン代表で欧州選手権のタイトルを獲得し、昨夏開催されたパリオリンピックでは金メダルに輝いた。

Aマドリードにとってバエナは、U-21イタリア代表ルッジェーリに続き、2人目の補強選手となっている。(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 AマドリードがビリャレアルMFバエナ獲得、移籍金は最大93億円に設定 久保建英の元同僚