西武対オリックス 先発するオリックス宮城(撮影・和賀正仁)

<西武2-6オリックス>◇2日◇沖縄セルラー那覇

オリックス宮城大弥投手(23)は初の沖縄凱旋(がいせん)登板で111球の粘投を披露し、サヨナラ勝利を呼び込んだ。

沖縄出身投手初の勝ち投手は逃すも7回8安打2失点。「できれば勝ちたかった」と唇をかんだが、故郷のファンに勇姿を届けた。

打線が初回に2点を援護。宮城は興南3年夏の19年沖縄大会決勝以来、6年ぶりのマウンドに上がった。4回まで1安打投球。5回には無死満塁から耐え、最後は岸を低めのスライダーで中飛に仕留め、ほえた。だが6回2死一塁、6番外崎に右翼線への適時二塁打を献上。続く炭谷にも中前適時打を運ばれ、試合を振り出しに戻された。

「勝負どころで少し甘く入ってしまったところを反省しなければいけない」

沖縄で37試合目のプロ野球公式戦開催で白星を逃した。とはいえ、大声援に応える粘投には違いなかった。「沖縄の、日本の子どもたちが野球じゃなくても何かスポーツをやってくれたら」。チームは延長戦を制して2連勝。今季最多の貯金11で、首位日本ハムに0・5ゲーム差まで迫った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【オリックス】宮城大弥、故郷沖縄で111球粘投「勝ちたかった」唇かむもファンに勇姿届けた