阪神対巨人 8回裏阪神2死一、二塁、大山の遊撃内野安打で本塁を狙った森下のアウト判定がリプレー検証でセーフに覆り、審判に抗議する巨人阿部監督(中央)(撮影・前田充)

<阪神1-0巨人>◇2日◇甲子園

巨人阿部慎之助監督(46)が、リクエストの結果へ抗議し、監督就任後初の退場を宣告された。

0-0の8回2死一、二塁。大山の遊撃への打球がイレギュラーし、二塁方向へ。二塁走者の森下が三塁を回って、ホームに突入し、1度はアウトが宣告されたが、阪神藤川監督がリクエストし、リプレー検証の末にセーフに覆った。

阿部監督は投手交代を告げる際に、山本球審に「根拠を教えてほしい」と抗議し、退場が宣告された。

試合後、阿部監督は「『(判定が覆った)その根拠は教えてもらえないんですか?』って聞いたら、『(審判団から)これは抗議できません』と言われたんで『それはわかってるので』と。『これで抗議したら退場になりますよね?』という確認もして。僕自身、必死にやってる選手がいて。自分を失って熱くなってしまったので、申し訳ないなと思います。アンパイアにも選手にも申し訳ないなと思います」と頭を下げた。二岡智宏ヘッド兼打撃チーフコーチ(49)が、監督代行を務めた。

◆リクエスト行使における注意事項 セ・リーグのアグリーメントに「リプレイ検証によって出た全ての判定に対して異議を唱えることは許されない。異議を唱えた者と監督は試合から除かれる」とある。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 リプレイ検証の判定に異議を唱えた者と監督は試合から除かれる リクエスト行使における注意事項