【巨人】阿部監督「熱くなって…。球審にも選手にも申し訳ない」リクエスト結果に抗議し退場
<阪神1-0巨人>◇2日◇甲子園
巨人阿部慎之助監督(46)が、リクエストの結果へ抗議し、監督就任後初の退場を宣告された。
0-0の8回2死一、二塁。大山の遊撃への打球がイレギュラーし、二塁方向へ。二塁走者の森下が三塁を回って、ホームに突入し、1度はアウトが宣告されたが、阪神藤川監督がリクエストし、リプレー検証の末にセーフに覆った。
阿部監督は投手交代を告げる際に、球審へリクエストの結果に説明を求めたことが抗議とみなされ、退場が宣告された。二岡智宏ヘッド兼打撃チーフコーチ(49)が、監督代行を務めた。
試合後、阿部監督は冷静さを取り戻し、審判団、選手たちに謝罪した。「見た限りはアウトに見えたんで。森下君もあきらめてた感じだったんで。抗議したらいけなかったんですけど、思わず、しちゃいけないことをしちゃったんで申し訳ないし、退場処分になって、最後まで指揮をとれなかったというのは監督として、良くはないことなんで、選手たちにも申し訳ないなと思います」と話した。
審判との会話については「(セーフの)根拠っていうのは教えてもらえないんですか? って聞いたら、これは抗議できませんって言われたんで、それはわかってるんでと。これで抗議したら退場になりますよねという確認もして。僕自身、必死にやってる選手がいて、ちょっと自分を失って、ちょっと熱くなって言ってしまったので、アンパイアにも選手にも申し訳ないなと思います」と頭を下げた。
阿部監督の退場は、選手時代の14年7月11日阪神戦以来2度目。監督の退場は22年5月14日井口監督(ロッテ)以来で、巨人の監督では74年7月9日大洋戦の川上哲治監督以来、51年ぶりだった。