【楽天】元メジャー本塁打王が衝撃デビュー!ボイト初アーチ含む3安打 二塁憤死は「いいレッスン」
<楽天3-6ロッテ>◇2日◇楽天モバイルパーク
元メジャー本塁打王が衝撃デビューだ。楽天に加入したルーク・ボイト内野手(34)が、1軍昇格即「6番DH」でスタメン出場。
来日初アーチを含む3安打2打点と爆発した。チームは敗れたものの、最高のスタートを切り「初戦でああいう形で1発が出て、3本という形で1日で全部消化できたところは非常に良かった」と汗を拭った。
完璧な一撃だった。5点を追う7回1死一塁。ロッテ木村の4球目、低めスプリットを持ち味のパワーで左翼席へと軽々と運んだ。第1打席で空振り三振を喫した球種にしっかり対応。「打った瞬間、いくだろうなって、超えただろうなっていう感触だった」。推定飛距離128メートル、打球速度174キロの1号2ランで楽天ファンを沸かせた。
5回先頭では7球目の低めスプリットを鮮やかにはじき返した。打球はワンバウンドで左翼フェンス直撃。巨体を揺らしながら激走して二塁を狙うも、相手の好返球に阻まれ憤死した。「今日はいいレッスンになったというか、自分は足が速くないんだなと(笑い)」。9回には右前打を放ち、あいさつ代わりの固め打ちを決めた。
ヤンキースなどでプレーし、メジャー通算95本塁打。コロナ禍で短縮シーズンとなったヤ軍時代の20年には、56試合で22発を放ちア・リーグ本塁打王に輝いた。チームは12球団最少の27本塁打と苦しむが、得点力アップの切り札として大きな期待がかかる。「僕の仕事はチームに貢献する、打点を多く運んでくるところ」と言い切る。上位浮上へボイトの活躍が欠かせない。【山田愛斗】
◆ルーク・ボイト 1991年2月13日生まれ、米ミズーリ州出身。ミズーリ州立大から13年ドラフト22巡目でカージナルス入団。17年に大リーグデビュー。18年7月にトレードでヤンキース移籍。コロナ禍のため短縮シーズンになった20年に56試合で22本塁打を放ち、ア・リーグ本塁打王に輝いた。22年はパドレスとナショナルズ、23年はブルワーズでプレー。大リーグ通算95本塁打。24年からメキシカンリーグに所属。25年6月10に楽天と契約。188センチ、117キロ。右投げ右打ち。