山本由伸、貫禄投球でメジャー自己最多8勝「彼はオールスター選手」ロバーツ監督は活躍ぶり称賛
【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)1日(日本時間2日)=斎藤庸裕】ドジャース山本由伸投手(26)が、初のオールスター選出へ、貫禄のピッチングを披露した。
直球を軸にスプリットとカーブを決め球にホ軍打線を圧倒。安定感抜群の投球で流れをつかみ、7回98球、3安打1失点でメジャー自己最多の8勝目を挙げた。6回以外は毎回となる8奪三振。「すごくいいフォームで投げられていると思いますし、こうすればいいんだっていうものが、すごく明確になってきている」と振り返った。
試合前、ロバーツ監督は今季の山本の活躍ぶりを称賛。「彼はオールスター選手だ。間違いなく、トップ投手のうちの1人」と語った。シーズン途中で故障離脱した昨年の経験を生かし、今季は開幕から先発ローテーションを堅守。ド軍の投手陣を引っ張る勝ち頭として、山本は「しっかりと1週間、自分のペースで、いい調整ができていますし、変わらずコンディションもいいので、自信を持ってマウンドに上がれていると思います」と、手応えを口にした。
この日は序盤から打線が奮起。大谷の30号ソロを含め、4回までに6点をもらった。「特に意識しないように、いつも通りマウンドに上がりましたけど、初回から勢いよく得点してもらったので、その勢いに乗って投げることができました」。打者大谷の援護を受け、投手大谷とは今後も先発としてチームを支える。「すごいボールを投げているので、見ていて勉強になりますし、すごく楽しいですし、近くでプレーできている分、少しでも学んで、追いつけるように頑張りたい」と話した。
メジャー2年目で、オールスター選出が確実視される。「メジャーリーグというトップの中の、さらにトップの選手が集まる場所なので、その中に入りたいなという気持ちもありますし。選ばれたらとても光栄です」と、改めて意欲を示した。