レアルのシャビ・アロンソ監督「2つのポジションでプレーできる」ビニシウスについて言及
<クラブW杯:Rマドリード1-0ユベントス>◇1日(日本時間2日)◇決勝トーナメント1回戦◇ハードロック・スタジアム
レアル・マドリードのシャビ・アロンソ監督(43)がユベントス戦後、ビニシウスについて「2つのポジションでプレーできる」と言及した。
Rマドリードは1日にマイアミ(米国)で行われた決勝トーナメント1回戦で、ユベントス(イタリア)と対戦した。試合の主導権を握り、多くのシュートを打つ中、体調不良により欠場が続くエースのエムバペに代わって抜てきされたBチームのカスティージャ登録のFWゴンサロが、後半9分に今大会3得点目となるゴールをヘッドで記録。これが決勝点となり、チームは1-0で勝利して準々決勝進出を果たした。試合後にシャビ・アロンソ監督が記者会見に出席した模様をスペイン紙アスが伝えている。
シャビ・アロンソ監督はまず、この試合で復帰したエースのエムバペがいるため、今大会4試合で3得点と絶好調のゴンサロを今後、先発起用するのは難しいか? との質問に「まだ次の試合の準備に入っていない。徐々に調子を上げていった今日の試合の出来に満足している」と明言を避けた。
2トップの一角で試合を開始したビニシウスが後半、ポジションを左サイドに移したことについては「それは試合次第だ。彼は2つのポジションでプレーできる」と返答した。
急性胃腸炎を患い、4試合目にしてようやく復帰したエムバペの状態については「日々リズムを取り戻していっている。調子を確認するため、彼と毎日話しているよ。我々にはこの後、3日間様子を見る時間がある」と説明。4試合でわずか2失点という好調な守備面についても「堅固な守備が不可欠だ。全員が貢献しているし、意欲的で前向きな姿勢を示している。彼らが新たにドイツからやって来た我々が求めることを吸収しようとしてくれているのでうれしいよ」と、自分の指示に従ってくれる選手たちのことを喜んだ。(高橋智行通信員)