侍ジャパン大学代表直前合宿で桐蔭学園の後輩の法大・松下にアドバイスする元巨人監督の高橋由伸臨時コーチ(左)(撮影・柴田隆二)

<侍ジャパン大学日本代表合宿>◇第2日◇1日◇バッティングパレス相石スタジアムひらつか

慶大OBで元巨人監督の高橋由伸氏(50)が7月1日、神奈川・平塚で行われている大学代表合宿に参加。日米大学野球に出場する選手たちを、臨時打撃コーチとして指導した。

昨年に続き、2年目の指導に「将来的にはもっと上のレベルでやりたいという選手たちばかり。1つでも2つでもレベルアップできるきっかけになるような話しができれば」と、選手たちに熱い視線をおくった。 知らず知らずのうちに指導にも力がこもった。午前中、1時間のフリー打撃では、バッティングケージの後ろに立つ高橋氏に、6人の選手が入れ替わり立ち替わり声をかけ、質問攻めに。「バットの軌道、ボールの捉え方などを話しました」。3回にわたり約10分の熱血指導した主将の法大・松下歩叶内野手(4年)は桐蔭学園の後輩。「去年よりも力強くなっている。昨年に引き続き代表チームに入って、ましてやキャプテンにも指名されて。先輩としてはうれしいですよね」と、目を細めた。

高橋氏は2日にわたり打撃コーチを務める。「明日、最後に話す機会があれば、プレー以外の部分で世代を引っ張っていくような存在になって欲しい。タイミングがあれば、その思いを伝えたいなと思います」と、笑みを浮かべた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【大学侍ジャパン合宿】高橋由伸臨時コーチが熱血指導「世代を引っ張っていくような存在に」